面積：

78.25㎡（建物）
96.95㎡（敷地）

素敵だなと思う家、そしてその住まい手は「いい塩梅」をわかっている。いろんな物件や人に出会ってきた中で、そんなことを思うようになりました。オーナーにお話を聞きながらこちらの家を取材させてもらって、そんな思いが確信に変わった気がしています。

ご紹介するのは垂水区青山台の住宅地に建つ庭付き一戸建て。青山台は塩屋のすぐ北側にあるため、784ジャンクションカフェや塩屋SCONEなど塩屋の人気店にも散歩で行ける距離感。近くには大型の商業施設もあり、スーパーやホームセンター、飲食店なども揃っています。

70年代に建てられた家特有の、渋い色のタイルと建具の玄関先。室内へ入ると、実家に帰った時のような懐かしさと安心感のある空気にホッとしました。古民家というほど古くない、でもなんだかノスタルジーを感じてしまうこの時代の建物は、（概念として）生活の匂いがしてきます。

1階にはダイニングキッチンと水回りがあり、庭に面した和室をリビングとするのが良さそう。個人的には、レトロな花柄の入ったキッチンの素朴な愛らしさがたまらなく好きです。洗面やお風呂はやや古めなので、気になる方はリフォームを検討してもいいかも。

2階は和室が2部屋と洋室が1部屋。廊下と洋室のパーケットフロアや木板張りの壁が、ご主人こだわりの家具や器、装飾品を引き立てています。

全てをこだわり抜いた空間もいいけれど、個人的にはさりげなく、自分らしい暮らしの良き背景になるようなおうちの方が愛おしく思います。その方が住まい手の趣味や生活そのものにスポットが当たる気がするから。

そんな「いい塩梅」をわかっている方にお繋ぎしたい物件です。