面積：

345.73㎡（建物）
654.12㎡（敷地）

大阪や神戸の市街地から程よい距離感で、移住や出店に人気の三田市の奥地。今回ご紹介するのは上槻瀬という集落に残る江戸築、元庄屋さんのお宅。

さすがにある程度リフォームされ、原型はとどめてないだろうなと思いながら中に入ると、ゾクゾクするほどオリジナルの造りが残ってるではないですか。母屋は目視ですが現状大きな雨漏れはない様子。

古材に建具、おくどさん（故障しています）が据えられた食事処、苔生す土間、池のあるゴロゴロ岩の庭園、二棟の蔵、でっかい納屋、巨大なイチョウの木と井戸のある中庭、などなど。

代々受け継がれたオーナー一族の美意識に頭が下がります。

ちょっと珍しいのが家の周りを農地が取り囲み、それらをセットにして今回売却される点。田畑が寝起きに触れる距離にあるのってお百姓さんには理想的なんですよね。

とはいえ、三田市では本件農地1,626㎡取得後の農地面積（全経営面積）の合計が3,000㎡以上でなければ農地取得の許可は出ませんのでご注意ください（別の場所に1,374㎡以上の農地を取得済あるいは同時取得予定の場合や1,374㎡以上の農地を賃貸で既に経営している場合はこの限りではありません）。

また、農地の売買が難しい方には賃貸による利用（使用権設定）を検討頂けます。

そして今回は、住みながらここで小さな商いをしたい方を優先したいな、と。

例えば...

・自宅の一角にアトリエを構え、地域の草木や泥で染めたローカル素材の衣類を製造し、予約制で訪れたクライアントに販売する。

・農業を営み、自宅の一角で農産物の加工品を製造し、予約制の小さなごはん屋さんを営む。

但し、物件は大通りから地域の農道を通った先にあるので、不特定多数が訪れる店舗は地域の方にご迷惑をおかけしますし駐車場の問題もあるので、不可とさせて頂きます。

また、水洗トイレが整備されていないので、その工事は必須となり、お風呂、おくどさん、キッチンは故障や老朽化で修理、交換が必要となります。

建物が時を経て醸し出す退廃的な美しさは必見です。

＊お問い合わせ時にはご利用用途をお知らせ下さい。

＊ローンのご相談も承ります。