物件詳細情報
 
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rent   住宅 オフィス

幸せの形

 
面積:
122.27㎡
     
所在地: 西宮市名塩
交通: JR福知山線「西宮名塩」駅 徒歩17分

そこにいるだけで幸せな気持ちになれる場所。

凸凹が絵になる家。


ハンドクラフト感溢れる造り、たくさんの工具や農具が雑然と並ぶ作業場、野菜や果物を収穫できる農地、手作りのピザ釜。オーナーが家族と暮らしていたその家には、できることは自分たちでやるスピリッツと温もりが溢れている。


オーナーに続き、前入居者も農地の脇にウッドデッキやコンポスト、竹で柵を造ったりしている。また、小屋壁のトタン一面は子供達がカラフルにランダムペイントし、これはこれで味があるのでそのままにしておくことに。これから入居者ごとにどんどん進化していく予感がする。


こういうのを”居心地のいい家”って言うんだろうな。不揃いだっていい。キズや歪みがこの家の愛おしさを生み出している。


物件に残っているオーナーの道具類は引き継ぎたいものを引き継いでもらおうと考えているので、現地でご相談できればと思います。


薪ストーブが据えられた和室。高台で陽当たりのいい縁側に腰掛けると、遠くに山並みが見えた。年中ここでダラダラ過ごす日常が頭をよぎる。

窓を開け放ち、家の中を吹き抜ける風を感じながらハンモックに揺られて昼寝する時間。

冬は山間で都市部よりちょっと寒そうだけど、その分薪ストーブで暖をとる時間は記憶に残るだろうな。


水廻りは決して真新しいとは言えないけど、カラフルなタイルなど愛らしい手造り感に惹かれてしまう。


2階は割と元の家のまま。山の景色が気持ちいいのと屋根裏部屋にワクワク。子供たちはここで過ごしたくなるんじゃないかな?


「名塩」と聞いて思い出すのはニュータウンの風景かもしれないが、元々は独特の泥と山水が採取できる紙すきの里なのである。

江戸時代には「名塩千軒」と言われたこの地方では、名塩和紙と呼ばれる泥を混ぜた雁皮(がんぴ)和紙が特産で、それらは二条城・西本願寺・桂離宮・日光や沼津の御用邸など重要文化財の修復にも使用されています。

山の傾斜に沿って家と畑が並び、山水や名塩川がそれらの合間を縫うように流れている風景は美しい。

そして、綺麗な山水が紙すき作業のために各家庭へと引き込まれている。この家もまた例外ではない。


道幅は狭く、村なのでご近所さんとの距離も近い印象。

農地の端っこは駐車場としてお隣の方に貸し出していて、写真を撮っていたらそのおじさんが現れた。


「草、刈っておいてやったからな」と。

「ありがとう」と返すオーナー。


そう。村では協力し合って生きているのだ。

ちなみに、農地の一角にはめちゃくちゃ美味しい柿がなる木があるともおじさんは言っていた。他にも、みかんや栗といった季節の果樹がたくさん植わっている。それらは自由に食して頂けます。

但し、日々の草刈りは借主でやって頂かないといけません。その点はご注意を。


なんとなく住みながらアトリエにできる場所を探している方にピッタリなんじゃないかと思ってます。現在、都市部で住居とアトリエを別で借りてる方などはここに集約するのもアリかと。

尚、不特定多数の来客がある店舗・事務所は、道幅やご近所への配慮の観点からご遠慮ください。


最寄りの西宮名塩駅は大阪駅まで乗り換え無しで約30分。駅直結でスーパーもあり、実は便利なロケーション。


注意しないといけないのは、車の運転。狭く急坂を運転しなければならないので、自信のない方はご遠慮頂いた方が良いかと(車を置く場所は複数あります)。


土があり、水がある。自然からの恵みを食し、ある物で暮らす。そんな生き方を志す方はぜひ。

専有面積 122.27㎡
所在地 西宮市名塩
交通 JR福知山線「西宮名塩」駅 徒歩17分
建物構造 木造 2階建て 所在階
築年 1972年 取引態様 媒介
設備 薪ストーブ/ピザ釜/キッチン(4口コンロ、食洗機付)/洗面台/浴室/トイレ/給湯/上・下水道/個別プロパン/電気
※掲載の情報が現状と異なる場合には、現状を優先するものとします。